MovableTypeの基本

MT(MovableType)をカスタマイズするには、まずMTの仕組みを知る必要がある。

公開までの一般的な流れとMTの関係

  1. Webサイトの構成を決める→MTで「カテゴリー」登録
  2. サンプルページを作成する→MTで「テンプレート」作成
  3. ページ量産→MTで「(新規)エントリー」登録
  4. 公開→MTで「再構築」する

MTでの作業を補足

カテゴリー
階層を決定する。
テンプレート
MTのプログラムを組み込んで、レイアウトを決定する。
新規エントリー / エントリー
新規で記事を書くには「新規エントリー」を、既に登録した記事を修正するには「エントリー」を選択する。
再構築
ログイン画面で作成した内容を公開するには、「再構築」する必要がある。

「カテゴリー」と「エントリー」に関しては特に難しいことはないのだが、問題は「テンプレート」。これを正しく理解しないとMTをうまく使いこなせないので、要注意だ。

MT管理画面(メニュー部)

テンプレート

「テンプレート」は更に4種類に分別される。

テンプレート選択時のMT管理画面

インデックス
1テンプレートごとに、ファイルの内容とファイル名を作成・決定する。
アーカイブ
1テンプレートごとに、複数のファイルを出力する。ファイル名は任意で設定可能。
(ファイル名は「設定」→「公開」→「アーカイブマッピング」で設定)
システム
あらかじめ準備されたテンプレート。ファイル名の変更・削除はできない。
モジュール
htmlで言えば、iframe、Javascriptで言えば外部化したファイルのようなもの。共通部分をここに用意することで、他ファイル内の特定の場所へ適用させることができる。

肝は「アーカイブ」。アーカイブを正しく理解すれば、発想次第でMTをいろいろカスタマイズできるようになる。

アーカイブ

「アーカイブ」は更に3種類に分別される。

アーカイブ選択時のMT管理画面

エントリー・アーカイブ
1エントリーごとにファイルを作成。
カテゴリー・アーカイブ
1カテゴリーごとにファイルを作成。
日付アーカイブ
月別、週別、日別のいずれかを選択したごとにファイルを作成。

ちなみにMTバージョン4から新たに「ウェブページ」カテゴリーが追加された。

ここまでのまとめ

  • カテゴリー
  • テンプレート
    • インデックス
    • アーカイブ
      • エントリー・アーカイブ
      • カテゴリー・アーカイブ
      • 日付・アーカイブ
        • 月別
        • 週別
        • 日別
    • システム
    • モジュール
  • 新規エントリー / エントリー
  • 再構築

しっかり抑えておきたいのが、「インデックス」「エントリー・アーカイブ」「カテゴリー・アーカイブ」。この3点セットはほんと重要。さらにMTバージョン4から「ウェブページ」という概念が増えた。これにより、さらにカスタマイズ性が増す。というわけで、これからは基本3セットから4セットになる。