以前に書いた「このサイトのリニューアル」で、リニューアル意思を示しつつも結局保留にして、先送りしてしまっていたけど、このあいだの週末(2013.3.29-30)を使ってがーっと仕上げました(ワインとお肉をつまみながらの制作で、大変のりのりなコーディングデザインができました)。
現状の課題と改善したいことの洗い出しは、以前リニューアルを試みた時に洗い出していました。
そのときの構想で取り組んだ結果、公開できなかったことを考えると、さくっとやるには要件が多すぎたかも、と見直すところから始めました。
要件の見直し
- とりあえずレスポンシブWebデザインとして3パターンのデザインを用意しているが、もうちょっとデザイン作り込む。一言メモは、全パターンに設置。
→ そもそも他デバイスや様々な解像度に対応するのをやめちゃう。(ログ分析の結果から判断。ユーザー視点より自己スキルアピールのためにマルチデバイス・ブラウザ・解像度対応していましたが、他の制作で実現しているので、このサイトでは思い切ってカット) - リストページを用意せずAjaxを使うことで、ユーザーのストレスフリーを狙ったが、その分初期読み込みが遅くなっていたかも知れないので、普通にリストページを用意する。
- 各ページに全ページへのリンクをフッター領域に設置していたが、SEOの観点から見直し、サイトマップページを追加(もしくはトップページをサイトマップページと同等にしてしまう)し、全てのページへのリンクはそこに設置する。その際、重要なリンクは上部に置く。
→ 各記事ごとに設置していた全ページのリンクを廃止。カテゴリリストへの導線を設置。 - コンテンツの特性で一ページで完結という構成だが、ほかの記事への導線を強化するため、ページネーションを追加。同カテゴリ内でのページネーションではなく、全記事に対してのページネーションとする。同カテゴリ内の記事一覧を別途設置。
- HTML5で書いているが、新たに得た知識でHTML5でマークアップを修正する。
- サイト内検索の復活。
リリース条件の敷居をぐっと下げました。追って検討・対応するのは下記。
- 著作情報、構造化コーディングに対応させる(リッチスニペット対応)。
- アクセス解析コンテンツを追加する。
- Amazonアソシエイトの復活。
デザインコンセプト
これまでは、個人サイトであることを強調する形で運営してきましたが、今回はちょっと個人なんだけど個人っぽくない雰囲気を演出してみることにしました。
情報コンテンツなので、装飾画像は必要最低限にすることは変わらず。サイト名はこれまでずっと手書きロゴを用意していましたが、今回思い切ってテキストにしてみました。
更新手順
このサイトは、Movable Type Open Source(MTOS)を使用して運営しています。これまでのリニューアルでは、MTOSのバージョンも合わせて最新にするのですが、現状が最新バージョンなので、今回はスルーしました。
また、MTOS画面以外でアップロードしているファイルもある中でのリニューアル。
どんな感じで進行したのか、ちょっと列記してみます。
事前準備
- ステージング用にサブドメインを用意。
- 本番のリソースをステージング用にコピペ。
- ステージングの参照先を、2. で作成したステージング用に向ける。
- MTOSの設定で、ドメインを、1.で作成したサブドメインに変更、公開パスを、3. と同様に変更(これにてステージング環境完成 = 本番とステージングが同じもの)。
- 念のため、MTテンプレートはエクスポートしておく。
ステージングに対して改修します。ステージング確認が終わったら本番公開です。
本番公開
- 本番URLの参照先をステージングと同様に変更(本番用はバックアップして削除)。
- 本番がステージングと同様となり、問題ないことを確認できたら、ステージングのリソースを本番用にコピペ。
- 本番URLの参照先を、ステージングから、2. で作成した本番用に向ける。
- MTOSの設定で、ドメインを、1.で本番に変更、公開パスを、2. と同様に変更。
- 完了!
余談:うっかり、本番公開時の4. を忘れて、「コメントしたのに反映されない!」ちょっとだけ焦りました。。