ユーザーは常に「だまされる」ことを警戒していて、商材価値だけでなく、取引のリスクも考えた上で購入や契約を決めている。これを意識してコンテンツを作成する必要がある。
実在性と業務遂行能力を充実させる
言葉で「安心」「確実」を強調するだけでなく、企業案内のコンテンツを出来るだけ充実させたり、過去の実績や既存顧客による評価を紹介することで、取引が確実に行われ、納得できる成果が見込めることを客観的に示すよう心掛ける。それらの情報が多いほど、ユーザーの安心感は高まる。
スペック情報はできるだけ詳しく
Web上での商取引は、カタログショッピングに似ている。「現物」をユーザーに見せることも、ユーザーの疑問や質問に即座に答えることもできない。表現面での工夫も重要だが、まずはスペック情報を出来るだけ詳細に記載することを心掛け、ユーザーが知りたいときに調べられるようにしておく。
マイナス要因を隠さない
追加費用、使用上の注意、免責事項など、セールス上マイナス要因となる情報も含め、ユーザーは契約や購入を検討する。これらの情報を隠そうとすると企業理念を疑われるし、マイナス要因が全く書かれていないと怪しまれる。とはいえ、マイナス要因を「やむを得ず」掲載するのではなく、魅せる説明をするよう心掛ける。
保証を明確にする
手違いに対してアフターサポートを約束することは、商取引をする上で当然の責務。特商法などで記載が義務づけられる項目はもちろん、出来るだけ多くの約束を目立つように、はっきりとした言葉で記載する。くどくて大袈裟な表現はもったいぶった態度や過剰セールスに見えやすいので注意が必要だ。
情報セキュリティへの関心は高い
個人情報保護法に該当する場合は当然だが、それ以外の事業者のサイトでも、取引で得た顧客情報を誠実に扱う意志と、そのために行っている努力について、しっかり記載しておく。
取引完了までの手順をマニュアル化する
申し込みから取引完了までの手順をまとめる情報は必須。読解力を要せず、誰もが悩まないようにするのが肝心で、フローチャートで簡潔にまとめるのが望ましい。
最小限のクリックで情報提供する
これまでの努力も、存在が伝わらなかったり見つけにくかったりするようでは用をなさない。
ユーザーが知りたい情報まで1クリックで到達できるようにするのが理想。