SEOとは、Search Engine Optimization の略で検索エンジン最適化の略です。
GoogleやYahoo!といった検索ボックスにキーワードを入力して表示される検索結果の一覧がありますが、その上位に表示させるための取り組みが、SEO対策です。
SEO対策には大きく分けて、2つの施策があります。それは内部施策と外部施策です。SEOに少し触れたことがあれば、「パンダ・アップデート」や「ペンギン・アップデート」というフレーズは聞いたことがあるかもしれません。Googleのアルゴリズムが更新されるたびに話題になり、アップデートされるたびに運営サイトに影響がないか気になります。
・・・とSEO対策の話を深堀りする記事ではありません。
SEOを語る前に
なぜSEO?
そもそもなぜSEO対策をするのか?運営サイトへの流入を増やしたいから。なぜ増やしたいのか?その質問の終着には、サイトを運営する目的が見えてきます。
現状のマーケティング連動とSEOの関わりは?
次に、運営サイトの目的を実施するための流通(マーケティング)はどのような施策をしているか?またそれらのマーケティングはどのように連動しているのか。これらをうまく連動させることができれば、シナジー効果を生みます。数年前には、テレビCMで「続きはWEBで」とインターネットと連動させる取り組みをよく目にしました。
サイトを運営する目的が、サイトで完結する話ではない場合(たとえば実店舗への誘導のような)はとくに、インターネット以外のマーケティングを視野に入れておきたいところです。
実はSEO対策に予算をかけるより、もっと費用対効果のあるマーケティング対策が見つかるかもしれません。たとえば地域密着の実店舗タイプなら地域新聞やポスティング、地域フリーペーパー誌との連動を活用する、などなどです。
インターネットを使った流通手段
話しを戻します。各メディアとの連動はさておきインターネットにフォーカスします。
すでに運営サイトがあるとして、インターネットを使って流入を増やす施策について、です。大きく5つに分別できます。
1. SEO対策
聞きなれた感じでほっとしますね(本記事では触れません、実際は先述しましたが奥深いです)。検索結果の上位に運営サイトを表示させることで流入増加を期待します。
2. リスティング広告
Google AdSenseとYahoo!プロモーション広告が核です。これらを運営してくれる代理店がたくさんありますね。検索キーワードと連動して検索結果画面に表示される点では、SEO対策と類似していますが、利用目的が異なります。即効性があり、広告文と専用ページを用意することで、SEO対策より訴求力があります。
3. コンテンツ連動型広告・リターゲティング広告
Google AdSenseとYahoo!プロモーション広告のサービス内でも展開されています。またとして表示されることもあります。Webサイトを見ていると広告画像や広告テキストが表示されていることがあります。その広告の一つとして表示されるイメージです。運営サイトと類似したページ内の広告に表示される仕組みがコンテンツ連動型広告です。また過去に自分が見たサイトの広告が他のサイトを見ていても表示される経験をしたことはないでしょうか?それが、リターゲティング広告です。
4. SNS広告
2014年頃からよく見るようになりました。FacebookやTwitterに表示される広告です(実はこれが一番効果がある、と2014年末時点でSEO対策で一目置かれている方がおっしゃているセミナーに参加しました。実践したことはありません)。
5. バイラル
バズ、炎上、口コミ、アルファブロガー、キュレーション。ざっくり言えば、ユーザーの力を借りて展開するマーケティングです。
2014-15年はとくにバイラル動画が注目されています。個人的には広告業界においての流行にすぎないのではと感じますが、こういう「楽しさ」は利益度外視で取り組める環境があるといいですね。潤沢な資本があって、注目するサービスに出会えたら、バイラル動画は真っ先に検討事項にしたいです。
まずは、全体像の共有
ここまでは、SEOと言って、いろいろツッコミがある前に捉えておくべきマクロ・マーケティングのお話しでした。分かりやすさ重視で乱暴な言い方になっているところがあるかもしれませんがご了承ください。
SEO対策を実施するのであれば、まずは、それに関するマーケティング戦略の全体のビジョンを担当者・関係者が共有すべき、というのが自論です。そこからさまざまなチャネルが「単体」ではなく「連動」できれば最高だと思います。
それでは、SEOの話しをしましょう
今月(2015年11月現在)、Googleが検索結果の品質を評価するガイドラインの完全版を公開しました。
はい。こういうオチです。関連記事や情報を目につけ衝撃を受けました。これまでもいろいろガイドラインの流出があったそうですが、公式公開ははじめてとのこと。それだけアルゴリズムの精度がアップした自信の表れだとしたら嬉しい限りです。
このドキュメントを実践すれば、序盤に記述したSEO対策を大きく二つに分別した際の内的施策は「完璧」となります。