制作ブログ Web制作WEB設計実用編EFO(入力フォーム最適化)について考えてみる

EFO(入力フォーム最適化)について考えてみる

EFO(Entry Form Optimization)は、入力フォームを最適化することですが、EFOの施策をやるかどうかで、入力フォームの離脱率を改善することができます。

ただでさえ離脱しやすい入力フォームページでどのような対策をすべきか、実体験から学んだこととググって調べたことをまとめてみます。

よくある問題点

全体

  • 目的を果たそうとフォームに辿り着いたが、なんとなく面倒に感じ離脱
  • フォーム内にTOPもしくは他ページへのリンクがあり、そこへ離脱
  • 間違って他のページへ移動してしまい、戻るとイチから再入力させられる
  • 入力項目数が不明瞭で、入力完了までがわかりづらい

入力途中

  • 入力を順番に進めていたが、途中で面倒になり離脱
  • フォームが長い(項目数が多い)
  • 項目入力時に問題が発生する(例:半角全角の指定がある)
  • 必須項目がわかりにくい

完了時

  • 入力完了後にエラーが発生して、面倒になり離脱
  • 入力完了後にエラーが発生して、入力がリセットされてしまう
  • 入力完了後にエラーが表示されるが、エラーの箇所がどこかわからない

確認すべきポイントと対処例

必須項目は明確になっているか?

  • 必須入力か任意入力か分かりやすくする
  • 必須項目に背景色を設定し、正確に入力すると背景色が消える

入力をアシストしているか?

  • 入力内容を明確にする
  • 何を入力すべきか誰にでも分かるようにする
  • 入力する内容をわかりやすく入力例として示す
  • アクティブフィールドの色を変える
  • 入力する情報をなるべく短くする
  • 入力の手間を少なくする
  • 「半角」「全角」を自動で切り替える
  • 名前入力の場合はフリガナを自動で入力する
  • 住所入力の場合はユニバーサル仕様に郵便番号から住所入力を自動補完する
  • 電話番号入力の場合は全角数字で入力しても半角に自動変換させる
  • 選択項目にする場合は、ユーザーが最も選ぶ項目から並べる

エラー時の対応をしているか?

  • エラーを明確にする
  • 入力にエラーがある場合は、瞬時にエラー内容を知らせる
  • どこがエラーか表示を目立たせる
  • 入力内容によってエラー表示を変える
  • 入力を間違った場合にどう修正すればいいのかわかりやすくする
  • エラー箇所に正しい情報が入力されたら、エラーをリアルタイムで消す

確認画面とエラー警告を繰り返すことを回避しているか?

  • 必須項目の入力が完了するまでは送信ボタンを選択できないようにする
  • 入力漏れや入力ミスがある場合は、送信ボタンを選択できないようにする

入力状況が明確になっているか?

  • フォームの残り項目数をリアルタイムに通知したり、入力の進行状況をナビゲートする
  • 入力必須項目の残数を表示する
  • 入力ステップが長い場合に全体像が見えるようにする
  • ステップを明確にする

離脱を防いでいるか?

  • 間違い操作や予期せぬリンク移動時にページから離脱しようとするとメッセージを表示する

情報の入力箇所以外にも気を配っているか?

  • 項目数をなるべく少なくする
  • セキュリティを確保して安心感を高める
  • フォームを送信することでどんなメリットを得られるのかを伝える
  • キャンセルボタンは付けない
  • ボタンを2つ置く場合は、アクションしてほしいボタンの方を大きくする
  • フォームの項目は垂直にする
  • 余計なリンクは付けない
  • スパム対策キャプチャを入れるかは要検討する(メリット・デメリット)
  • 「Tab」ボタンで移動できるようにする
  • 確認ページは明確にする
  • サンキューページを活用する
  • 様々な環境(たとえば同じターゲット層でもデバイスがPCとスマホなど)ごとに配慮する

アクセス解析でPDCA

公開後は、どのポイントで離脱するのかアクセス解析で調査しながら調整を繰り返し続けます。