書籍「ランディングページ・デザインメソッド」に書かれていることをほぼそのまま抜粋して、まとめました。気になった方は本書を読むとさらに深掘りできます。
ランディングページとは
- 身に付けるべきこと
- 商品やサービスを魅力的にユーザーに伝えるための考える力であり、その結果として生み出される情報設計ができること
- ランディングページの目的
- 来訪者による商品購入やと問い合わせなどのコンバージョンを定義し、達成すること
- コンバージョンの定義を決めると同時に、そのコンバージョンがユーザーの心理的なハードルとして高いのか低いのかということも考える
- コンバージョンの種類によって、ランディングページの作り方も異なってくる
- ランディングページの必要性
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- 必要な広告費用を明確化できる
- 市場内のシェアを拡大できる
- マーケティングプロセスをさらに強化できる
- ランディングページを活用したマーケティングはもっと広がる
- ランディングページを作る上でおさえておくこと
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- 1つの商品やサービスに絞る
- 目標を決めておく
- 責任者を明確にすること
- よいランディングページの条件
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- ユーザーが納得する情報があること
- 購入後・利用後のイメージが湧くこと
- ユーザーに何をしてほしいのかが明確であること
- よいランディングページを作るためのポイント
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- ターゲットと訴求ポイントを明確にしておく
- イメージに近いランディングページを参考にしておく
- 競合相手の訴求内容もリサーチしておく
- ランディングページが適しているかの判断
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- 関連キーワードの検索ニーズが重要
- 競合他社による広告出稿の有無もポイント
- そもそもビジネスとして成り立つかどうかも検討する
- 流入施策
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- 検索連動型広告(どのようなキーワードを調べているユーザーに対してランディングページを見せたいか。検索キーワードに合致した最適なコンテンツを備えたランディングページ作りが求められる)
- コンテンツ連動型広告
- SNS・口コミ
- アウトバウンド
- 制作工程
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- 戦略設計
- 情報設計
- デザイン開発
- コーディング
1. 戦略設計
想定するユーザー(入口の設計)にどうしてほしいのか(出口の設計)、そのために何を訴求すればよいか(コンテンツ)を考えていく。
入口と出口の設計
- ユーザーの想定はできているか
- 想定ユーザーの検索キーワードをピックアップできているか
- コンバージョンポイントは明確に定まっているか
- 競合となりうるランディングページの訴求内容やコンテンツを把握しているか
競合他社を調査する
競合他社ではどのようなことをどのような方法で伝えようとしているのかを把握することで、ランディングページを制作する際の参考になるだけでなく差別化を図るうえでも有益となる。
競合他社の分析方法
競合他社のランディングページごとの比較表を作る。訴求内容・キャンペーンの有無・CTAの種類など、より具体的な項目に区分けする。この段階では見た目ではなくコンテンツに着目する。
方向性をまとめてみる
「どのような人に」「何を訴求し」「どうしてほしいか?」が明確になっていることを確認して、次のステップに進む。
2. 情報設計
大きな流れからテキストへ
- 商品・サービスの特徴や強みを伝えられているか
- コンバージョンへと誘導できる構成に仕上がっているか
- ユーザーの流入ニーズを満たせているか
どのようなサービスで、誰のためのサービスか、他社とは何が違うのか、どんな実績があるのか、いくらなのか、といった大きな流れを作る。
テキストからレイアウトへ
テキストをもとにレイアウトを詰めていく。その際に、ユーザーの心理に沿っているか、差別化要素はあるか、写真素材や数値データ、CTAの要素についての配置も決めておく。
3. デザイン開発
方針を決める
- デザインのトーン&マナーは定まっているか
- レイアウトの工夫はできているか
- 色彩設計はできているか
- 使用するフォントの設計はできているか
- メインビジュアルに訴求力はあるか
- パーツデザインの作り込みがしっかりできているか
- 写真素材のトリミングや加工がしっかり行えているか
検証を重ねる
ユーザーを意識する
訴求内容と訴求内容をどのようにデザインにするのかを文章で表現する。
たとえば。
- 訴求内容
- ビジネスマンのための、スーツ専用のスプレーの洗練された世界観を訴求
- デザイン
- 製品の持つブランド世界観を強く意識したデザイン。
毎日のスーツの品格を保つためのアイテムであるため、ページ自体にも品格を感じられる書体やカラーリングを選定。また、極力情報をつめ込まず、余白を設けることで、伝えたいメッセージの訴求を高めるデザインに仕上げている、
4. コーディング
とくに高速化を意識してコーディングする。
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