ネットサービスの操作説明やカメラ撮影に関する情報は自分のほうが本の情報より詳しかったため、半分くらい読み飛ばした。パッと見、文字が多い印象で「うっ」っとなるかもしれないが、丁寧な言葉使いでとても読みやすかった。
個人的にはすでにネットや他の書籍で知り得た情報ばかりだったので、新たな発見というのはなかったが、いろんな意味で再確認できて、自分の中のアイデアを再構築するきっかけになったのはありがたい。
本当の初心者(パソコンの操作に慣れていない、ブログ慣れしていない、SNS慣れしていない、それらすべてが当てはまる方)には難しい内容かもしれない。
この本を通して個人的な意見も混ぜつつ、ぼくにとって大事なところだけを備忘録としてピックアップ。
気になる方はぜひ書籍(Kindle版もあるようです)を手に取ってみてください。
やるべきことは3つ
- 継続的に情報発信する
- ユーザーのメリットになるようなオリジナリティの高い内容を発信する
- 効果的に拡散する
1. 継続に情報発信する
大前提:情報発信の基礎 = 説明が分かりやすい、サービスのクオリティが高い、運営者に信頼感がある
継続的に情報発信することで、潜在顧客から得意客になるまで
- ユーザーの求める情報を的確に提供して、気づきや興味を持ってもらう(見込み客獲得)
- その情報を得ることで、悩みが解決したり、楽しい気分になってもらう(利用客となる)
- ファンになってもらう(顧客・得意客となる)
2. ユーザーのメリットになるようなオリジナリティの高い内容を発信する
役に立つ情報(専門的 X ユーザーの求めている情報) X 希少性(自分の言葉で語られるほど希少性は高まる)をネタにする
ちなみに人によって「価値」として認識する要素は異なる
3. 効果的に拡散する
ブログとYouTube、SNSを連動させる
ユーザーに何度もアプローチをかけることこそ、消費やサービスを知ってもらう原動力になる
「継続」の方法
まずは、ブログテーマを決める。ブログテーマを決めるために次の3つを軸に書き出してみる。
- 自分の好きなこと
- 過去の経験からできること
- 強い興味があること、学びたいこと
有名人になりたい、収入をえたい、出版したいなど目指す目的が定まっているのであれば、そのゴールに適したテーマを選ぶ。まだの場合、得意な分野やこれから学びたい分野をテーマに選ぶ。
ネタ(アウトプット)がなくなったら?
新しくインプットすればいい、それだけ。
「情報収集 + リサーチ → 経験や知識をネタにする」
リサーチ:ユーザーがどのような情報を求めているのかを調査する
- Yahoo!知恵袋で悩みと解決法を参考にする
- 街中でトレンドを把握する
- 電車の中吊り広告(記事タイトルの参考)
- 書店(共通ワードは?売れている雑誌は?)
インターネットの情報と実社会の情報には微妙にズレがある。そのズレは足りない情報で、個性的な記事になり得る
経験や知識
- 商品レビュー
公式サイトにあるような情報ではなく正直な感想を書く
良いところだけではなく欠点があれば欠点も一ユーザーとしての目線として、メリット・デメリットを比較した上でメリットが上回るからオススメできるという主観が大切な情報となる(公平さ) - 旅行記・訪問記
ちなみに、よくなかった商品やサービス、お店を無理に載せる必要はない
収益を効率的に伸ばす2つのポイント
1. アクセスを集める
- トレンドキーワード
- シーズンキーワード
- エリアキーワード
- 鉄板キーワード
2. 高い単価の取れる3つのジャンル
- 単価が高い業界(不動産、自動車、パソコン、旅行)
- 生涯における使用金額が大きい業界(保険、株、FX、キャッシング、クレジットカード)
- 自己成長 / キャリアアップ(就職、転職、資格、語学)
記事のタイプ
フロー記事 | 現在話題になっている、話題になりそうな情報 |
---|---|
ストック記事 | ブームに関係なく、安定的に読まれる記事 |
イベント記事 | 春夏秋冬や月ごとのイベントに合わせた記事 |
記事の書き方
- 「〇〇とは」と説明できる文章を心がける
- 5W3H1R(*)を意識する
- 「自分の常識は他人の非常識である」と意識する
- 誰でも知ってるよな、、、という疑問が湧いてくるがそれは誤解
- 誰に伝えるか、を意識する
- 誰にでも通用するような言葉に置き換える
- どんなワードで検索されたら表示されたい記事か?
→ それらのワードを本文に散りばめる(あくまでユーザーの為になるコンテンツであることが最重要。入れすぎはNG)
Who | 旅行を考えている人 | 誰に伝えたいか?(主体者・対象者・担当・役割) |
---|---|---|
What | 観光 | 何に利用できるか?(目的・目標・要件) |
When | 夏休み | いつ使えるのか?(期限・期間・時期・日程・時間) |
Where | 沖縄 | どこで使えるのか?(場所・アクセス方法) |
Why | 家族とのコミュニケーション | なぜ必要なのか?(理由・根拠・要因) |
How | 羽田から那覇までANAで・・・ | どのように利用するのか?(方法・手段・手順) |
How many | 何人旅? | どのくらいの量/重さ/数か?(数量・サイズ・容量) |
How much | 費用 | 金額はいくらなのか?(金額・費用・価格) |
Result | 感想 | 使った結果、どうだったのか?(感想・分析) |
特にユーザーが知りたいのはResult
記事の作成手順例
- 大枠の記事テーマを決める
- 小項目を出す
- 写真を選ぶ
- 本文を書く
- 記事タイトルを決める
- 内容を確認・修正する
- 公開する
YouTube
- 「動画検索」と「関連動画」で新しい入口をつくる
- 動画に営業させる(サービス紹介)
- 1本の長さは90秒
- 90秒ごとにネタを変えて、それを積み重ねる
- 内容もタイトルもニッチなキーワードに沿ったものにする
- 動画の質ではなく運営に気合いを入れる
- 見やすいYouTubeチャンネルにする
- 買う前に欲しい情報を発信する(「試す」がキーワード)
- 「損をしたくない」気持ちにストレートに応える動画にする(メリットだけでなくデメリットも)
- 五感を膨らませていく動画にする。「味覚」は音で、「嗅覚」は表情で、「触覚」は目で、表現する。こうした当たり前の表現が、ユーザーに伝わる動画になる
動画の作成手順例
伝えるストーリー
- 動画の長さを何分にするか
- どこで何をするか
- 画面を色々切り替える(飽きさせない)
- 伝えることを整理しておく
どんなにいいものをつくっても、その情報を発しなければ、そのよさは世界に伝わらない。
一度使ってもらえば、よさはわかってもらえるという自信はエゴ。
そのためには、情報発信力は必須能力。
最適な製品やサービスを求めている客層に情報を届け、興味を持ってもらい、購入する理由を提案していく必要がある。