ユーザ中心のデザイン

  • いついかなるときにも、その時点でどんな行為をすることができるのかを簡単にわkるようにしておくこと(制約を利用する)。
  • 対象を目に見えるようにすること、システムの概念モデルや、他にはどんな行為を行うことができるか、そして、行為の結果なども目に見えるようにすること。
  • システムの現在の状態を評価しやすくしておくこと。
  • 意図とその実現に必要な行為の対応関係、行為とその結果起こることとの対応関係、目に見える情報とシステムの状態の解釈の対応関係などにおいて、自然な対応づけを尊重し、それに従うこと。

つまり、ユーザが何をしたらよいかわかるようにしておくこと、何が起きているのかをユーザにわかるようにしておくこと、この二つを確実に守るということ。

難しい作業を単純なものにするためにするための七つの原則

  1. 外界にある知識と頭の中にある知識の両者を利用する。
  2. 作業の構造を単純化する。
  3. 対象を目に見えるようにして、実行のへだたりと評価のへだたりに橋をかける。
  4. 対応づけを正しくする。
  5. 自然の制約や人工的な制約などの制約の力を活用する。
  6. エラーに備えたデザインをする。
  7. 以上のすべてがうまくいかないときには標準化する。

コントロールスイッチから分かること

コントロールスイッチの数は少ないほど使いやすいように見え、多いほど複雑になっていくように見える。しかし実際には、数は多いほうが特定の機能に割り付けることができるので使うのは簡単になっていく。たとえば一つのボタンが5つの機能を備えるより、5つのボタンがそれぞれ一つの機能を備えたているほうが操作は簡単である。

外観から見た複雑さは、コントロールスイッチの数で決まる。
使いやすさは、関係のあるスイッチを見つけやすいか(スイッチの数が多いほど見つけにくい)とその機能を実行するのが容易かどうか(スイッチの数が多いほど容易になる)という二つの要因の組み合わせによって決まってくる。