これまでに扱ったことのないようなものを取り扱うときには、次のような問いを参考にすると何をしたらよいかが分かってくる。
- どの部分が可動部で、どの部分が固定部か。
- これはどこをつかんだらよいか。どの部分が操作可能か。どこを持っていいか。どこに手を入れたらいいか。もし、言葉での命令を受けつけるのならどこに話しかけたらいいか。
- どんな類の動きが可能か。押す、引く、ねじる、回す、触れる、なでるなど。
- 動き方の物理的な特徴は何か。どのくらいの力を入れるとそのものは操作できるか。どのくらいまでそれは動くか。どうしたらうまくいったということがわかるのか。
- どの部分がものを支える部分か。これが支えることができるものの大きさと重さはどれくらいか。
可視性のかわりに音を利用する
音を使う際には十分注意しなければならない。音は役に立つものというよりは気を引くものになてしまいがちだからだ。手助けするのと同じくらい惑わせたり気を散らせたりしがちである。音の長所の一つは、他のものに注意していても音は検出できるということだった。しかし、この長所はまた同時に欠点とも化すことがある。音はでしゃばりであることが多いからである。