記事の投稿者(ユーザー)情報を取得するには、これまでは「get_userdata」を使っていたが、IDを取得したいだけなのに、もうちょっとシンプルな方法があるのではと思っていた。さらに、get_userdataでは値を取得できない場合があったため別の方法を調べた。
余談だが、アバターを取得するには、「get_avatar」を利用する。
では本題。
get_the_author_meta、超便利
たとえば記事の投稿者IDを取得する場合、これまではこんな感じで記述していた。
$author = get_userdata($post -> post_author);
$author_id = $author -> ID;
$author_id が null で返却されることがあった。
$post = get_post(get_the_id());
$author = get_userdata($post -> post_author);
$author_id = $author -> ID;
そんなときは、「get_post」を使うことで回避できるが、ループ内で情報は取得できているはずなのに、あえてまたget_postするのに抵抗がある。そんなときは「get_the_author_meta」 が便利。
get_the_author_meta を使えば一行。
$author_id = get_the_author_meta('ID');
これで解決。
ちなみに何を引数にするかで取得できる情報は異なるが、何を取得できるかについては、公式リファレンスで確認したい。
関数リファレンス/get the author meta – WordPress Codex 日本語版
- user_login
- user_pass
- user_nicename
- user_email
- user_url
- user_registered
- user_activation_key
- user_status
- roles
- display_name
- nickname
- first_name
- last_name
- description (ユーザーのプロフィール情報)
- jabber
- aim
- yim
- googleplus
- user_level
- user_firstname
- user_lastname
- rich_editing
- comment_shortcuts
- admin_color
- plugins_per_page
- plugins_last_view
- ID
ループ外で使用する場合には、第二引数にユーザーIDを指定することで、投稿者情報を取得できる。
たとえば、ユーザーIDが「2」の表示名を取得する場合はこのように記述する。
get_the_author_meta('display_name', 2);
アバター情報の取得する → get_avatar
関数リファレンス/get avatar – WordPress Codex 日本語版
get_avatar($id_or_email, $size, $default, $alt, $args);
$id_or_email(必須: 整数/文字列/オブジェクト、デフォルト: なし)
作成者のユーザーID(整数もしくは文字列)、メールアドレス、またはコメントループによるコメントオブジェクト
$size(整数(最大512)、デフォルト: 96)
取得するアバターの大きさを指定する
$default(文字列、アバターない場合の画像のURL、デフォルト: Mystery Man*)
*Mystery Man はデフォルトで用意されているアバター画像
$alt(文字列、デフォルト: false)
画像の代替テキスト
$args(配列、デフォルト: null)
(自分の利用シーンでは使用することなさそうなので割愛)
戻り値は、指定したユーザーのアバターを表示するimg要素。失敗した場合は false。
img要素からsrc属性値を取り出す
get_avatarは便利だが、戻り値がimg要素に限定される。背景としてCSSにセットしたい場合などURLだけ知りたい場合は、正規表現を使って、img要素からsrc属性値を取り出す。
$avatar_img = get_avatar($login_id, 300);
$avatar_src = '';
if ($avatar_img) {
if (preg_match('//i', $avatar_img, $match_array)) {
$avatar_src = $match_array[2];
}
}