MTのすごいところは、そのカスタマイズ性。まっさらな状態から作成できるのがこの上ない魅力である。
必要最低限のソースはたった二つ。html要素タグに属性「id=”sixapart-standard”」を追加する。文字コードを「<$MTPublishCharset$>」に置き換える(MTのデフォルトの文字コードはutf-8)。それだけ。
MTの独自タグ、「変数タグ」と「コンテナタグ」
とはいえ、それだけでは、MTを実装する意味がない。MTを利用するには、「変数タグ」と「コンテナタグ」と呼ばれるMT独自のタグを利用することで、Javascriptのif文やfor文のような条件分岐などを簡単に行えるようになる。
ちなみに、ブラウザに表示されて処理されるJavascriptと違って、MTでは処理が行われた状態で一度書き出され、それがブラウザに表示されるため、JavascriptのOff環境のようなことを意識する必要もない。
テンプレート作成の基本は「インデックステンプレート」「エントリー・アーカイブ」「カテゴリー・アーカイブ(月別アーカイブ)」をカスタマイズすることにある(バージョン4から「ウェブページ」が追加された)。
MTの独自タグは、すべてのテンプレートに共通のタグ、特定のテンプレートで使えるタグ、テンプレートによって処理が異なるタグがあるので注意が必要だ。