撮影日: 2022/9/17
その日はカフェで朝活をしていて、昼には帰るつもりだった。そこから急きょ熱海に行くことにした。
カフェで使っていたMacBook Proはもはやロッカーに入れようか迷ったが、そのまま持ち歩いた(今となっては入れておけば良かったかなw)。普段からカメラはなるべく持ち歩くようにしてたのは良かった。とはいえ残念ながら、レンズは85mmのみ。さらにはカメラのバッテリー残量が20%ちょっとしかなかった。広角もしくは標準レンズではないことと動画撮影を諦める。久しぶりの撮影で設定を確認したかったが、充電が一気になくなるので、ISOはAUTOに、ホワイトバランスはケルビンを固定にした。これで失敗ショットはだいぶ減るはず。絞りとシャッタースピードだけに集中することにした(それでもピントブレしてるのですが…)。
東京駅から熱海駅の隣り、来宮駅まで、ローカル電車およそ2時間。急行を利用すればおよそ1時間。
弾丸日帰りは片道2時間、このくらいまでなら全然アリ。
この写真だけでは全然伝わらないのだが、巨大な楠木があって、中身がくり抜かれた状態になっている。それでいて、上部にはしっかり葉が生い茂っている。なんと樹齢1300年越えで、およそ300年前の落雷によるものだそう。その生命力たるや!
本殿を抜けると、国指定天然記念物である大楠が。こちらは樹齢2000年超えということで、もはや西暦と同じ。日本では飛鳥時代より前、古墳時代になるのか。日本の歴史、その時間を生きている。そう考えると、この木に対しての畏怖が生まれ、見方がより深くなる。
参拝後は、熱海駅まで海辺を経由しつつ、その間にランチをして帰ることに。
40分くらいは歩いたかもしれない。高低差がかなりあって、下りはよかったのだが、登り階段は途中何度も休む必要があった。まさかここでガチな老いを感じてしまうとは…。いや、楠木さんの樹齢2000年超えを思えば、やわなことは言ってられない。
それにしても熱海の街並みは昭和な雰囲気を残したまま。
東京では、各所で都市開発が進み、「らしさ」が失われ、未来に進化していく中で、こうしたレトロでノスタルジックな街を散策できたのは、逆に新鮮だった。
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