新型コロナウイルスが世界に猛威を振るっている。在宅でのリモートワークが推奨され、家で仕事している人が増えているとのこと。
そんな中、なぜか家だと仕事になかなか着手できない、集中できない人に向けて、2015年から起業して以来、ほとんど在宅ワークのぼくから、アドバイスを2つ。
1. 開始時間を決める
「○○時から仕事をする!」と堅くルールを決める。これが何より大事。
そうしないと、昼過ぎまで何もしない、挙句の果てには一日中NetFlixを見続ける日があるかもしれない。
開始時間を堅く決めることで、まずは仕事を開始することができるようになる。そしてこのルーティーンが身につくと、日によって開始時間をコントロールできようになる。
2. 仕事50分+休憩10分のループ
仕事を開始したは良いものの、数時間、いや数十分で集中が途切れてしまうことがあるかもしれない。
ぼくがオススメするのは、仕事50分+休憩10分をループする、ということ。
これを実施すると、ずっと集中した状態で仕事を続けることができる。
50分も集中が続かないときは、30分に減らしてもいい。次の決められた時間内で何をするかを意識することで、ほかへの関心や雑念を閉ざして、やるべきことをやることができる。
そして重要なのは、50分経ったら、どんなにキリの悪い状態でも即時休憩を入れること。慣れるまではキリのいいところまでやりたくなり、中断するのが難しいかもしれないが、長時間仕事をするためには必要なこと。
そしてしっかり休憩をとること。メールやSNSをチェックするもよし、パソコンから離れるもよし。ぼくは偏頭痛持ちなので、必ず肩を回すようにしている。
10分の休憩は意外に長く感じることだろう。すぐに仕事を再開したいときも、しっかり休もう。この休憩時間で、仕事以外のことを考えたり、調べたりすることで、思わぬ発見や気づきがあるのは本当によくある。
仕事のやりすぎに注意
このループが身につくと、ほぼエンドレスに仕事ができる。
とはいえ、給与や報酬がなくてもそれをやり続けたいと思う人以外は、明日のために、しっかりとプライベートの時間は確保しよう。
「仕事50分+休憩10分をループ」って授業みたい?!
そう。まったく否定しない。この「仕事50分+休憩10分をループ」というやり方は、オフィス勤務から在宅ワークになったことで、働く時間を選べるのに、と抵抗があった。でも結局のところ、ぼくにとって最も継続的に安定したパフォーマンスを発揮できる方法だと身に染みることになる。そのきっかけとなった体験談を最後に。
体験談(失敗したこと)
「開始時間を決める」と「仕事50分+休憩10分をループ」、この2つのことを意識する前までは、こんな失敗をしたという体験談です。
- 数日間仕事をし続けた結果、その後体調を崩して寝込んでしまった(起業当初、頑張りすぎた上に結果いいことはなかった)→ 50分ループすることで、どのくらい時間が経過したか確認できるようになった
- 休憩を挟まずに集中し続けた後、偏頭痛を起こしてしまった(集中してしまうと気づかずに何時間も経っていて、翌日偏頭痛で何もできなくなる、というのが頻繁にあった)→ 50分ループすることで、休憩時に肩を回すなどすることで回避できるようになった
- 仕事しなければと思いつつも、観始めたアメドラを止めることができずに仕事をしない日があった(これは仕事に限らずプライベートにまで影響してしまう破壊力) → 開始時間を決めることで、アメドラ自体を観ることを控えることができるようになった
- 3案件を同時に抱え、ほぼ寝ずに休みなしで1日15時間くらいを1ヶ月働いた結果、体調を崩して長期入院と通院生活を余儀なくされた(稼いだ以上の何倍も支出することになり、クライアントさまには迷惑をかけてしまった)。→ 仕事のやりすぎは禁物
在宅ワークで思うようなパフォーマンスが出せない場合は、ぜひこの2つ、「開始時間を決める」と「仕事50分+休憩10分のループ」を試してみてはいかがでしょうか?