25
OCT
2003

信頼と希望と愛情。パート2

(当時28歳)

「シャーロットグレイ」という映画を見て。映画自体は伝えたいことがあって、それが何なのか大体は分かるんだけど、おれの心にぐっと迫ってくるものはなかった。ぶっちゃけ。ただ一つ印象に残った台詞があって。

「信頼と希望と愛情、どれが一番大事か?」

こんなストレートな台詞っていつもはちょっと引いたりもしちゃうんだけど、なんか知らんが気になった。おれは「信頼」って一瞬思ったんだけど、よく考えてみた。

信頼と愛情ってさ、相手があって始めて感じれる想いで。それが人や動物や物なのかもしれないけど、とにかく自分一人では感じることのない想いだと思った。もちろん自分を信じて、自分を愛してってのがあるのかもしれないけど、そう思えるほどおれはそんなに強くない。
どちらかといえばすぐに人を信じてしまうし、人を好きになってしまう。寄りかかっていたいし、おれを必要としてほしいし、そしてそんな相手を大事にしたいし。弱いんだよ。でも別に強くなりたいとは思わないからいいんだけど。っていうか強い、弱いって何だろね。

だからこそ「希望」って言葉ほど不安定なものはないなって感じる。すげえ切ねえ。よっぽど志がしっかりしてないと「希望」って言葉は選択できないよーな気がする。でもおれも「希望」と言えるようになりたい。っていうかなんか「希望」って単純に使いたくない言葉だなあ。なので心の奥にしまうことにします。

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